インタラクティブ動画が実現する臨場感のあるバーチャル会社見学

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「インタラクティブ動画」とは、ユーザーが動画をただ視聴するだけで なく、ボタンをクリックしたりシナリオを選択したりすることができる動画です。ゲーム的という説明も可能かもしれません。
インタラクティブ動画を活用するメリットと、実際にどのようなユーザー体験が提供できるのかを実例を上げて紹介していきます。

来社せずともその会社がよくわかるインタラクティブ動画

まずご紹介したいのは、

複数の質問に答えて適性をチェック!Deloitte社の採用動画(リクルート動画)
https://corp.kaltura.com/video_resource/interactive-video-example-recruiting-for-deloitte/

デロイトのオフィスを楽しく回って、あなたの一日が災難に終わるかどうか、それともデロイトで働くために必要なものを持っているかどうかを見てみましょう。

2016年に使われていたコンテンツなので、実は紹介するには少し古いものではありますが、そのクオリティは高いので、未見の方はぜひ見てみてください。動画の全視聴は26分を越えます。が、インタラクティブ性=ゲーム性は、ある若い新入社員の目線でどんどん進んでいきますし、時折問われる質問もスムーズに答えられます。(間違った場合には、どのようなアクションがあるかもお楽しみに)。その時々に問われるのは、トラブルや依頼への対処・解決方法の選択です。あなたの選択が、デロイト社の文化や求める人物像に適しているのか、あなた自身で判断できる材料となります。

この動画は、デロイト社が同社で働く社員に求める基本的な価値観を理解しているかどうかを確認するためバーチャル体験ムービーとして制作されています。

いま制作をするなら、スマホ視聴に特化した縦型動画で同様なコンテンツをチャレンジしてみてはどうでしょうか?

以下のような構造で作られています
・どのような選択肢を用意するのか
・選んだ選択肢によってストーリーを分岐させる
・ヒントや解説として、動画上に説明文を埋め込む

ゲーム制作のシナリオ作成と変わりません。

採用動画のインタラクティブ化を考えるには〜1.マルチメディアと呼ばれていたコンテンツ

少し昔話をすると、上記のようなインタラクティブ動画と呼ばれるコンテンツは、内容そのものは特段新しいものではありません。起源をたどると、古くは「飛び出す絵本(しかけ絵本)」まで遡れそうです。これからインタラクティブ動画を作りたいとお考えの方は、ぜひ洋書店などでしかけ絵本を探してみてください。残念ながら、国内市場はもうあまり作られていませんので、質の高いものは洋書店でないと確認できません。

デジタルコンテンツが主流になる端境期には、CD−ROMと呼ばれるメディアが存在していました。そのなかでご紹介したいのは、エディテイメントソフトと呼ばれていたコンテンツ群。Macintoshには90年代にパフォーマという入門機が存在したのですが、これに付属していた『おばあちゃんとぼくと』というデジタル絵本はとてつもない傑作でした。Youtube動画にありますが、実際にさわれないのがとても残念です。(リビングブックスというシリーズなのですが、現在主流のOSには対応できていませんから見ることもできません。)

ちなみに、『星の王子さま』のCD-ROMが岩波書店から出版されて(販売されて)いたのですが、これもおすすめです。古いPCが手元にまだある、という方はぜひ確認してみてください。いろいろ驚く仕掛けがあります。Windows95対応のものなので、ご注意ください。

採用動画のインタラクティブ化を考えるには〜2.ライブコマースに注目!

目線を現代に戻しましょう。インタラクティブ動画の注目ポイントがもう一つあります。
ライブコマースと呼ばれているカテゴリーで、具体的にはeコマースと動画を連携させた活用例として、韓国、中国、東南アジアでは動画ライブストリーミング(生中継)による商品販売が2017年頃から人気となっています。

日本だと、テレビショッピングが安定した人気コンテンツとなっていますが、上記に上げた各国では同様のテレビショッピングよりも身近で人気となっているのが特徴です。もちろん、それはそれぞれの文化や国民性が大きく影響するものでもあります。

特に、インフルエンサーがライブコマース市場を大きく動かしている中国では、淘宝(タオバオ)1社で2018年度ライブコマース売上が1兆5000億円(これは楽天1社の売上と同規模で、楽天市場の売上のみに絞ると4,268億円)。

ライブコマースの利点を挙げると、
・動画であれば商品の特徴がリアルに伝わる
・ユーザーの疑問、不安をその場で解決できる
・ライバーがファンのリクエストに応えるインタラクティブ性
・視聴するファンはコアファンなので、購買につながりやすい

しかし、日本ではライブコマースが定着するにはまだ時間がかかりそうです。今年は5G通信が解禁されるということで、より一層の動画コンテンツの拡大が叫ばれてもいるので、その一翼はこのライブコマース分野が担っていると言えるかもしれません。

採用動画のインタラクティブ化を考えるには〜3.リアルとネットの融合あるいは組み合わせにチャンスがある

少し視点を変えてみましょう。

Z世代の買い物動機をリサーチしてみると、このようなデータがあります。
ちなみに、Z世代とはミレニアル世代に続く新たな世代のこと。 ミレニアル世代は1980年代から2000年代初頭の間に生まれた世代を指しますが、Z世代は1996年〜2012年の間に生まれた世代になります。

Z世代の80%は、時間がある時に実店舗での買い物を楽しんでいる
Z世代の75%は、オンラインショッピングの利便性を重視している
Z世代の67%は、店内で携帯電話を使いながら商品情報をリサーチする
Z世代の65%は、実際の商品に触れなければ新しい商品を買おうとしない
※出所:Criteo社レポート

マーケティング用語では「オムニチャネル」という言葉が数年前によく聞かれましたが、上記のデータを確認すると、まさにリアルとネットの融合という答えが見えてくるようです。こうしたユーザー特性に対して、ネットでは得られない新たなショッピング体験を提供していくことがリアル店舗の役割になるということなのではないでしょうか。

また、それはショッピングに限らず、リアルとネットの融合、あるいは組み合わせによって新たなビジネスチャンスが生まれるということも言えるのではないかと思います。

まとめ

「インタラクティブ動画」とは、ユーザーが動画をただ視聴するだけで なく、ボタンをクリックしたりシナリオを選択したりすることができる動画です。
インタラクティブ動画の技術を使って、会社に行かずともその会社の様子がわかる動画紹介が可能です。制作にあたっては、ゲーム制作のシナリオづくりと同様な考え方で進めることになります。
いまから制作をするなら、スマホ視聴を前提に作ることが推奨されます。
また、視点を変えると、このインタラクティブ動画の活用分野はもっと拡がります。特に中国ではEコマース分野の活用が人気です。リアルとネットの融合がこの分野でも進行中です。

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野田 収一

プロデューサー 1966年生まれ。 大学卒業後、書店店長を営みながらamazon.comの誕生を目の当たりにし衝撃を受けWebを仕事にしようと心に決める。 ...

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