海外で流行りのワーケーションとは?今からワーケーションで働くには

あなたはワーケーションという言葉をご存知でしょうか?
ワーケーションを簡単に説明すると、
「働く基本はオフィスがいいけど、時に会社を離れ、自分の好きな場所で働けたら最高!」と思う方にオススメの制度です。
コロナウィルスの影響により、リモートワークで働く人が急速に増え、「引き続きリモートワークしたい!」「私も自由な働き方したい!」という需要が一気に加速しました。
そして、今回コロナウィルスの影響でリモートワークが多くなり、今回お話しするワーケーションで働きたい人たちが増えました。
そこでこの記事では、どうすればワーケーションができる環境に身を置くことができるかについてご紹介します。
この記事の内容は、
そもそもワーケーションとは?
ワーケーションとは、ワーク(Work)とバケーション(Vacation)を組み合わせた造語で、アメリカではじまったとされる仕事と休暇を両立させる取り組みです。
リゾート地などで休暇を取りながら、リモートワークで業務にあたります。
ワーケーション中にどの程度働くかについては、その時々の仕事の状況や自分のポジションにより違いはありますが、「働くことをメインに休暇を取る」というより、「休暇をメインに必要最低限働く」という、あくまでもリフレッシュが大きな目的です。
企業によっては、休暇先のリゾート地は国内だけでなくハワイなど海外も該当するので、当然時差があります。
また、家族がいる方は家族同伴で休暇先に行くことが一般的です。
家族との時間を過ごしつつ、別行動ができるタイミングで仕事にあたるイメージです。束の間「旅人ワーカー」のような感覚になれるかもしれません。
ワーケーションができる2つの方法
ワーケーションをするには、以下2つの方法があります。
1、フリーランスとなって、ワーケーションができる環境構築を自らする
2、ワーケーションが福利厚生にある企業に就職する
1.フリーランスとなって、ワーケーションができる環境を作る
「世界中を周りながら仕事がしたい!」や「海外に住みながら自由な働き方をしたい!」方はフリーランスとしてワーケーションを取り入れるのがよいかもしれません。
筆者は実際ヨーロッパ、オーストラリアなどを転々としながらリモートワークをする、いわゆるワーケーションスタイルで1年間生活したことがありますが、ネット環境が整っている場所で生活していれば、仕事は何も問題ありませんし、むしろその生活の方が良かったとさえ思っています。
ワーケーションに向いている仕事は「エンジニア」「デザイナー」「ライター」などが多く、
基本的にPCとインターネットが繋がっていればどこでも行える仕事が多いです。
場所や時間に縛られない働き方を好む方は、是非フリーランスでワーケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2.企業の福利厚生やフルリモートOK
企業に働きながらワーケーションを行うにはこの2つをオススメします。
1.福利厚生にワーケーションが入っている企業を探す。
2.リモート勤務OKの業務委託契約(フリーランス)やフルリモートの働き方で勤め、オフィスに出社する必要がない働き方を探す。
ワーケーションを取り入れている有名企業で言えば、JALや三菱地所がワーケーションを採用しています。
しかし、実はまだまだ日本企業ではワーケーション自体が浸透しておらず、正直なところ、現状ワーケーションというキーワードを頼りに就職先を探すのは非常に狭き門です。リモートワークさえ取り入れていない中小企業には基本ない制度と思った方がいいでしょう。
ただ、和歌山県や長野県を代表する県や地方自治体では、地域活性化や人口創出の目的でワーケーションの推進、企業誘致に積極的です。まずは気軽に国内でワーケーションできる環境が整えば、昨今普及するリモートワークと相まって、ワーケーション制度を取り入れる企業が増えていく可能性は十分にあるでしょう。
外資系大手セールスフォースでもワーケーションの取り組みが紹介されているので、外資系を視野に入れるのもよいかもしれません。
実際に今年、コロナウィルスが流行る前にJALがワーケーションに取り組んでいますのでこちらの記事も読んでみるのも良いかもしれません。
ワーケーションができる企業に就職するには
ワーケーションを福利厚生として組み込んでいる企業であれば、応募前の募集要項でわかる企業が多いと思いますが、企業によってはまだまだワーケーションが”施策段階”で、福利厚生として確立されていないところもあるようです。
実際に企業がワーケーションに取り組みづらい問題としては“セキュリティ問題”です。
「紛失や盗難」の問題から「情報漏洩」や「外部ネットワーク接続による危険」など様々な問題があります。
しかし、今回のコロナウィルスによってリモートワークなどが加速し、セキュリティ面などの改善などが急速に進んでいるので今後ワーケーションなど、自由な働き方は以前より取り組みやすくなりそうです。
若い世代にとって魅力的に見える働き方も、長年日本社会で働く年配の方には理解できない人もいたり、仕事と休暇をともにすることに懐疑的な人もいたり、労災をどう考えるかといった懸念事項などもあるようです。
また、企業自体が容認していても上司によって申請がしづらい、周りの理解を得なければ難しいなど、現場的な課題もあります。
ワーケーションができる企業という目線よりも、フルリモートOKで出社する必要がない企業、もしくは基本リモートで「週1日」「月1日」など、たまに出社の必要がある企業という探し方の方が現状はよいかもしれません。
まずはオフィスワークで現場経験を積みたいと考える人は、成果ありきではありますが、ワーケーションのような考えは外資系企業の方が柔軟に対応してくれると思うので、外資系を視野に入れてみるのがよいでしょう。
ワーケーションする上で気をつけるポイント
では、実際にワーケーションを取り組む際に気をつけるポイントを見てみましょう。
ワーケーションをする上で必要なポイントは結論「自己管理」です。
取り組む上で、1日の中で仕事と休暇のメリハリをしっかりつけることが需要で、
遊び過ぎて仕事が適当になってしまうのは言うまでもなくNGです。逆に仕事のし過ぎも良くありません。
しかし、実際問題ワーケーション中「休んだ気にならない」と感じる人も多いようで、そのバランスを取るのがとても難しいようです。
ワーケーションを最大限楽しむには
心も体もリフレッシュすることが重要で、モチベーションを上げ、パフォーマンスアップに繋げることが大切です。
全力で仕事し、全力で休暇を楽しむ気持ちで過ごしましょう。
特に、上手に休暇を取ることに意識を向けた方が、ワーケーションがうまく行きます。
まとめ
自由な働き方や、従業員の働きやすさを尊重する企業を選びたい方は、ワーケーションを取り入れている企業、もしくはフリーランスとして自由な働き方をしてみるのがよいかもしれません。
また、今後の働き方としてリモートが当たり前になる世の中になってくると思うので、まずは週に1,2回の出社だけで済むような企業に入り場所の縛りが無い
リモートをフル活用して自由な働き方を確立するのもよいかもしれません。