鬼速で動画を作れる「Youtube Video Builder」を使ってわかったこと

みなさんは「Youtube Video Builder」という動画広告作成ツールをご存じでしょうか?
もしかしたら、知ってる方のほうが少ないかも知れません。
Youtube Video Builderは、今年4月にβ版が公開されたばかりだからです。
Youtube Video Builderの特徴は、以下の通りです。
- スモールビジネス向けの動画広告作成ツール
- 6秒/15秒/16秒の動画広告を簡単に作成できる
- 動画の保存・配信にはYoutubeチャンネルが必要
本記事では、筆者が実際にYoutube Video Builderを使って動画を作成し、学んだことをまとめています。
作成した動画も記事の途中でのせていますので、参考にしてみてください。
この記事の内容は、
Youtube Video Builderの使い方
ここでは、Youtube Video Builderの使い方を以下の順番で解説します。
- レイアウトを選ぶ
- カラーとロゴを選ぶ
- 画像選定とテキスト入力
- フォントを選ぶ
- BGMを選ぶ
- 視聴/保存/共有
- キャンペーンを出す
①レイアウトを選ぶ
一番最初に「レイアウト」を選びましょう。
押さえておくポイントは2つ。
- 「動画の長さ」:6秒/15秒/16秒
- 「画面のサイズ」:PC向け/スマホ向け
あとは目的に合わせてレイアウトを選択しましょう。
2020年5月初め時点で13個のレイアウトがあります。
②カラーとロゴを選ぶ
ここでは、全体のカラーと文字のカラーに加えてロゴをアップロードします。
カラーは自分らのブランドイメージに近い色を選ぶとよいでしょう。
ロゴは動画の中で何回も出てくるので大事です。
推奨サイズは「1000×500」です。
ロゴがないという方は、hatchfulで簡単に作成することができます。
③画像選定とテキスト入力
ここが一番大切なところになります。
まず、画像選定です。
筆者が選んだレイアウトは3つの画像が必要でした。
推奨サイズは「1920×1080」。
このように画像をアップロードします。
画像作成にはCanvaがおすすめです。
次にテキストを入力しましょう。
文字数に制限があるので、気をつけてください。
このように入力しましょう。
④フォントを選ぶ
フォントをドロップダウンで選びます。
これは特に問題ないでしょう。
⑤BGMを選ぶ
BGMもドロップダウンで選びます。
簡単ですね。
⑥視聴/保存/共有
ここまでで動画制作は完了です。
あとは視聴/保存/共有などをすることができます。
ただし冒頭で述べたように、Youtubeチャンネルが必要です。
あらかじめYoutubeチャンネルは用意しておきましょう。
⑦キャンペーンを出す
最後に、作成した動画広告を出稿しましょう。
Google系のサービスには簡単に出稿できるようになっています。
Youtube Video Builderで動画広告を作成してみた
実際に、Youtube Video Builderを使って動画広告を作成してみました。
所要時間は、画像作成を含めて30分ほど。
驚くほど早く動画広告を作成することができます。
以下が作成した動画です。
ほとんど何も考えずに作りましたが、それっぽい雰囲気になっています。
もっと画像作成やテキスト入力を真剣に考えれば、即戦力のポテンシャルがあると思いました。
Youtube Video Builderを使ってみて、わかったこと
Youtube Video Builderを使ってみて、わかったことは2つあります。
①迷わず迅速に動画を作成できる
Youtube Video Builderは、無駄が極限まで削ぎ落とされた動画作成ツールです。
UI/UXがとてもわかりやすく、説明を見ずにすぐに動画を作ることができます。
直感的に操作でき圧倒的に早く動画作成をすることに特化しています。
ただ、使いやすさに重点を置いているので、機能は少ないです。
そのため、本格的に動画広告を作りたい場合は、他のツールを使うとよいでしょう。
②まだリソースは少ないが、ポテンシャルは無限
Youtube Video Builderは、まだβ版ですのでリソースが限られています。
特に、レイアウトが現在13種類しかないので、使い回すには物足りません。
他にも、フォントやBGMのデフォルトの選択肢が増えると、動画のクオリティも高まるでしょう。
今はまだβ版で市場ニーズを検証・収集・分析している段階です。
これが本格的にリリースされたときには、かなり強力なツールになると思います。
まとめ
Youtube Video Builderは、広告に大きなコストを割くことができないスモールビジネス向けの動画広告作成ツールです。
そのため広告予算が豊富にある企業は、他の動画作成ツールを検討してもいいと思います。
ただ「明日までに動画広告を作成したいんだ」というシーンにおいては、きっと役に立つでしょう。
最近は、デザインや動画制作の世界でも優れたツールがたくさんあり、誰もがクリエイターになる可能性を持っています。
もしかしたら、Youtube Video Builderをきっかけに動画制作の魅力に気づく方もいるかもしれません。
Youtube Video Builderは、下記から利用申請をすることができます。
Video Builder Beta: Access Request Form
申請の許可は数日かかりますので、本記事を読んで興味を持った方は早めに申請しておくことをおすすめします。